表計算ソフトを利用しているときに条件付き書式が適用されなかったことはないでしょうか?この記事では、適用されない場合の解決方法をご紹介いたします。
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Excelで条件付き書式が機能しない理由は?
条件付き書式は、特定の基準を満たすセル(特定の値を超えるまたは下回るセル)や、特定のテキストを含むセルを強調表示するために使用されます。条件付き書式は、データを視覚的に見やすくし、理解しやすくするため機能です。
Excelで条件付き書式が機能しない理由
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数値として書式設定されていない
数値を使用する条件付き書式は、セルに文字列の書式設定がされている場合は機能しません。セルを選択し、セルの書式設定 > 「数値」または「表示形式」タブ をクリックして数値形式を選択することで修正できます。 -
数式がTRUEまたはFALSEの値を返していない
式を使用する条件付き書式は、TRUEまたはFALSEの値を返す場合にのみ機能します。返していない場合は、別の式を使用してみてください。 -
他のルールと重複している
Excelは各セルに1つの条件付き書式しか適用しません。2つのルールが重なる場合、最初のルールのみが適用されます。修正するには、重複するルールを移動または削除してください。 -
ルールが有効になっていない
条件付き書式が 無効になっている場合は適用されないため、ルールを有効化する必要があります。 -
使用しているExcelのバージョンと互換性がないファイル
新しいバージョンのExcelで作成された条件付き書式ルールは、古いバージョンのExcelと互換性がない場合があります。新しいバージョンのExcelで作成されたファイルを古いバージョンのExcelで開く場合、ファイルを古い形式に変換する必要があるかもしれません。
Excelで条件付き書式が機能しない場合の修正方法は?
条件付き書式が機能しない場合の修正方法は次の3つです。
セルの書式設定を確認
条件付き書式が機能しない場合に多いのがセルの書式設定です。数値を利用した条件付き書式は、セルが文字列として書式設定されている場合は機能しません。
セルの書式設定を確認する手順は次のとおりです:
ステップ1. 確認したいセルを選択し、右クリックで表示される画面から「セルの書式設定」を選択します。
ステップ2. 「表示形式」または「数値」タブを選択し設定されている書式を確認します。
「標準」または「数値」が設定されている場合は問題ありませんが、それ以外が選択されている場合は「数値」を選択して書式設定します。
条件付き書式の数式を確認
条件付き書式が機能しないもう1つの一般的な理由は、数式がTRUEまたはFALSEの値を返していないためです。数式を使用する条件付き書式は、式がTRUEまたはFALSEの値を返す場合にのみ機能します。
ルールの式を確認する手順は次のとおりです:
ステップ1. 「条件付き書式」から「ルールの管理」を選択します。
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ステップ2. 確認したいルールを選択します。
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ステップ3. 「適用先」欄で、式がTRUEまたはFALSEの値を返していることを確認します。
式がTRUEまたはFALSEの値を返していない場合は、式を修正する必要があります。
重複するルールを移動または削除
Excelは各セルに1つの条件付き書式しか適用できません。2つのルールが重なる場合、最初のルールのみが適用されます。これを修正するには、重複するルールを移動または削除する必要があります。
ルールを移動する手順は次のとおりです:
ステップ1. 「条件付き書式」から「ルールの管理」を選択します。
ステップ2.移動したいルールを選択します。
ステップ3.「上へ移動」または「下へ移動」ボタンをクリックします。
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ルールを削除するには下記手順をご参照ください。
ステップ1.「条件付き書式」から「ルールの管理」を選択します。
ステップ2.削除したいルールを選択します。
ステップ3.「削除」アイコンをクリックします。
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まとめ
今回の記事では、Excelの条件付き書式の不具合の解消方法をご紹介いたしました。WPS Spreadhseetsでも対応可能な内容なので、WPS Officeを使ってみたい方は下記より30日体験版のダウンロードをお試しください。