Microsoft Excelでは、重複するデータがある場合条件付き書式から重複しているデータのセルに色を付けることが可能です。
しかし、Googleスプレッドシートの条件付き書式では同様の機能がありません。無料で使える反面、機能制限や操作感の違いに悩まされる部分があるのがGoogleスプレッドシートのデメリットでもあります。
今回の記事ではGoogleスプレッドシートで条件付き書式を使わずに、データの重複を確認する方法をご紹介いたします。
条件に一致するデータを数えるCOUNTIF関数
COUNTIF関数は、指定した条件に一致するデータを数える関数です。数式としては下記のような形になります。
=COUNTIF(範囲,条件)
「範囲」:検索対象のセル範囲を指定します。
「条件」:検索の条件を指定します。
例えば、下記の画像のようにA列のみにデータがある場合、範囲については「$A$1:$A$15」(検索範囲を絶対参照で固定)、検索条件をA1とします。
※絶対参照への切り替えは「F4」キーを押下してできます。
そうすることで、「A1」セルから「A10」セルの範囲に同じデータがいくつあるかを確認することができます。
重複しているデータを削除する
重複しているデータが少ない場合は一行づつ削除していくこともできますが、データ量が多いと少し面倒な作業となります。
重複データを一度に削除したい場合は、Googleスプレッドシートの「データクリーンアップ」機能を利用することで、一括で削除が可能です。
1. 「データ」→「データクリーンアップ」→「重複を削除」を選択します。
2. 重複データを確認する列を選択し「重複を削除」をクリックします。
3. 重複データが削除されます。
WPS Spreadsheetsで重複を確認する方法
WPS Spreadhsheetsでは、Microsoft Excelと同じく重複しているセルに色を付けることができます。
1. 「データ」タブから「重複する値を蛍光ペンで表示」から「設定」を選択します。
2. 重複を確認するデータの範囲が表示されるため、問題なければ「OK」をクリックします。
3. 重複するデータのセルに色が付きます。
WPS Spreadsheetsで重複したデータを削除する方法
WPS Spreadsheetsで重複したデータを削除したい場合、Googleスプレッドシートと同様にワンクリックで削除することができます。
まとめ
今回の記事ではGoogleスプレッドシートとWPS Spreadsheetsそれぞれで重複したデータを確認・削除する方法をご紹介いたしました。
使える機能が異なるため、それぞれに対応した方法で確認する必要がありますが、ぜひお試しください。
WPS Officeは30日体験版がございます。アカウント作成などは必要ないため、ぜひご利用ください。