
IFERROR関数はどんな関数?
IFERROR関数は、式の結果がエラーとなった場合に指定した値を返し、それ以外の場合は通常の式の結果を返す関数です。エラー発生時に見やすい値に置き換えたり、処理を続行させたい場合などに活用します。
IFERROR関数の入力方法と引数
=IFERROR(値, エラーの場合の値)
IFERROR関数の活用方法
ある計算プロジェクトで、複数の数値を一括で割り算処理しなければならない場面を想定しましょう。特定のデータではゼロや不正な文字が混ざっており、そのまま割り算をするとエラーが頻繁に発生してしまいます。そこでIFERROR関数を使って、エラーが出た場合には「エラー」という文字列を表示し、正しい数値の場合には通常の計算結果のみ返すように設定すれば、表をスッキリ見やすく整えることができます。これにより、後から数値を集計する際も不備を簡単に発見できるようになり、煩雑なトラブルシューティングを避けることが可能になります。
IFERROR関数でエラーが表示される場合の対処法
IFERROR関数はエラー時に別の値を返すため、エラーの原因を見逃してしまうことがあります。データに誤りがないか十分にチェックしながら使用してください。また、値として文字列を返す場合は二重引用符の使用が正しく行われていることを確認しましょう。
まとめ
IFERROR関数を使うと、割り算だけでなくVLOOKUPやその他の式でエラーが発生した際にもエラー表示を別の情報に置き換えられます。誤って空白セルや文字列を含むセルを参照していても、処理が中断しづらくなるため大規模なデータを扱うときに便利です。
サンプルデータ
fx
A | B | C | D | |
1 | No | 分子 | 分母 | IFERROR関数の結果 |
2 | A001 | 10 | 2 | =IFERROR(B2/C2,"エラー") |
3 | A002 | 9 | 0 | エラー |
4 | A003 | 15 | 3 | 5 |
5 | A004 | 30 | 3 | 10 |
6 |