機能概要
既知のy と 既知のx のデータから回帰直線の傾きを返します。直線の傾きとは、直線上の 2 点の垂直方向の距離を水平方向の距離で除算した値で、回帰直線の変化率に対応します。書式
SLOPE(既知のy, 既知のx)- イベント数または平均に数値以外の値を指定するとエラー値#VALUE!が返されます。
- イベント数または平均が0または0以下の場合はエラー値#NUM!が返されます。
解説
- 引数には、数値、数値配列、または数値を含む範囲を参照する名前かセル参照を指定します。
- 引数として指定した配列またはセル範囲に、文字列、論理値、または空白セルが含まれている場合、これらは無視されます。ただし、数値として 0 (ゼロ) を含むセルは計算の対象となります。
- 既知のy と 既知のx にデータが含まれていないとき、または両者のデータの個数が異なるときは、エラー値 #N/A が返されます。
用例
A6に=SLOPE(A2:A5,B2:B5)を入力すると以下の表の結果となります。A6の=SLOPE(A2:A5,B2:B5)では既知のyにA2:A5、既知のxにB2:B5を指定しA6に回帰直線の傾き0.745901639を返します。A | B | |
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1 | 既知のy | 既知のx |
2 | 2 | 5 |
3 | 4 | 6 |
4 | 10 | 15 |
5 | 5 | 8 |
6 | 0.745901639 |