機能概要
変更された数値を返します。書式
N(値)値:変換する値を指定します。N関数では、次の規則に従って値が変換されます。
数値に数値以外の値を指定すると、エラー値#VALUE!が返されます。
値 | 戻り値 |
---|---|
数値 | そのままの数値 |
日付(Spreadsheetsの組み込み書式で表示された日付) | その日付のシリアル値 |
TRUE | 1 |
FALSE | 0 |
#DIV/0!などのエラー値 | エラー値 |
その他 | 0 |
解説
- WPS Spreadsheets では数式中の値は必要に応じて自動的に変換されるため、N関数を使用する必要はほとんどありません。N関数は、他の表計算アプリケーションとの互換性を維持するために用意されている関数です。
- WPS Spreadsheets では、日付を連続したシリアル値として処理することで、日付の計算が行われています。既定では、1899年12月3日はシリアル値1として保存されます。2008年1月1日は1899年12月3日から39,448日後に当たるので、シリアル値は39,448になります。
用例
用例を新規のワークシートにコピーすると、計算結果を確認できます。A | |
---|---|
1 | データ |
2 | 12 |
3 | 偶数 |
4 | TRUE |
5 | 2008/4/17 |
数式 | 説明(計算結果) |
---|---|
=N(A2) | セルA2には数値が入力されているため、その数値が返されます(12) |
=N(A3) | セルA3には文字列が入力されているため、0が返されます(0) |
=N(A4) | セルA4には論理値TRUEが入力されているため、1が返されます(1) |
=N(A5) | セルA5には日付が入力されているため、シリアル値が返されます(39555) |
=N("12") | "12"は文字列であるため、0が返されます(0) |