機能概要
線形トレンドのパラメーターを返します。書式
LINEST(既知のy,「既知のx」,「定数」,「補正」)- 既知のy:従属変数yの値を指定します。y=mx+bという関係になります。
- 既知のx:独立変数xの値を指定します。y=mx+bという関係になります。このパラメーターは省略可能です。
- 定数:論理値で指定します。
TRUE(または省略される):「b」の値が計算されます。
FALSE:「b」の値が「1」に設定され、y=m^xとなる「m」の値が調整されます。 - 補正:論理値で指定します。
TRUE:回帰直線補正項が返されます。
FALSE(または省略される):「m」係数と定数「b」が返されます。
解説
- 指定した「既知のy」、指定した「既知のx」に数値以外の値が含まれている場合は、エラー値「#VALUE!」が返されます。
- 指定した「既知のy」と指定した「既知のx」にデータの個数が異なる場合は、エラー値「#VALUE!」が返されます。
- 直線は次の方程式となります。
y=mx+b またはy=m1x1+m2x2+........+b(xの値が複数の範囲にある場合)
用例
A B C D E 1 既知のy 既知のx 既知のy 既知のx 5 12 10 2 3 7.1 1 1.2 4 4 9.12 14 2 6 5 2 21 25 8
数式 計算結果 説明 =LINEST(A2:A5,B2:B5,TRUE,TRUE) -0.2032038835 「既知のy」にA2:A5、「既知のx」にB2:B5を指定し、「定数」に「TRUE」、「補正」に論理値「TRUE」を指定しています。その結果、「-0.2032038835」が返されます。 {=LINEST(A2:A5,B2:B5,TRUE,TRUE)} -0.2032038835 8.243446602 E1に"=LINES(A2:A5,B2:B5,TRUE,TRUE)"が入力後、E1:F2を選択して数式バーをクリックし、Ctrl+shiftを押しながらEnterをクリックすると、配列数式として入力されます。