機能概要
指定した平均と標準偏差に対する正規分布関数の値を返します。この関数は、仮説検定を始めとする統計学の幅広い分野に応用できます。書式
NORMDIST(x, 平均, 標準偏差, 関数形式)- x 関数に代入する数値を指定します。
- 平均 分布の算術平均 (相加平均) を指定します。
- 標準偏差 分布の標準偏差を指定します。 関数形式 計算に使用する関数の種類を、論理値で指定します。
- 関数形式 に TRUE を指定すると累積分布関数の値が計算され、FALSE を指定すると確率密度関数の値が計算されます。
解説
- 平均、標準偏差 に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
- 平均 = 0 かつ 標準偏差 = 1 である場合、標準正規分布関数 (NORMSDIST 関数) の値が計算されます。
用例
A4に=NORMDIST(A1,A2,A3,TRUE) B4に=NORMDIST(B1,B2,B3,FALSE)を入力すると以下の表の結果となります。 A4の=NORMDIST(A1,A2,A3,TRUE)ではxにA1の値34、平均にA2の値30、標準偏差にA3の値1.4、関数形式にTRUEを指定し、A4に正規分布関数の値0.997862568を返します。 B4の=NORMDIST(B1,B2,B3,FALSE)ではxにB1の値34、平均にB2の値30、標準偏差にB3の値1.4、関数形式にTRUEを指定し、B4に確立密度関数の値0.004810071を返します。A | B | |
---|---|---|
1 | 34 | 34 |
2 | 30 | 30 |
3 | 1.4 | 1.4 |
4 | 0.997862568 | 0.004810071 |