TIME関数はどんな関数?
TIME関数は、指定された「時」「分」「秒」を元に正しい時刻を生成するExcel関数です。各引数を組み合わせ、内部的にはシリアル値として時刻を返します。表示形式を時刻に変更することで、分かりやすい形で時刻を確認できます。
TIME関数の入力方法と引数
TIME(時, 分, 秒)
TIME関数の活用方法
例として、=TIME(12, 30, 45) と入力すると、12時30分45秒を示す時刻が生成されます。なお、TIME(25, 61, 61) のように通常の範囲を超える引数を入力すると、自動的に繰り上げが行われ、翌日以降の時刻が返されます。
サンプルデータ
fx
A | B | C | D | |
1 | 時 | 分 | 秒 | シフト時刻 |
2 | 9 | 15 | 0 | |
3 | 12 | 30 | 45 | =TIME(A3, B3, C3) |
TIME関数でエラーが表示される場合の対処法
注意点として、TIME関数は数値以外のデータ(文字列や空白など)を引数にするとエラーが発生する場合があります。また、返される値は日付シリアル値の一部であるため、セルの表示形式を「時刻」に設定しないと意図した表示がされません。
まとめ
TIME関数は、時、分、秒の3つの数値を組み合わせ、正確な時刻を作成するために非常に便利な関数です。特に、シフト管理や時間計算の自動化に役立ち、引数に対して繰り上げ処理が行われる仕組みを理解することで、柔軟な運用が可能になります。利用時はセルの表示形式を時刻に設定し、適切な数値入力がなされているか確認することが重要です。全体として、TIME関数はExcelでの時間管理の効率化に大きく貢献するツールとなっています。