機能概要
投資期間内の指定された期に支払われる金利を返します。書式
ISPMT(利率,期,期間,現在価値)利率：投資の利率を指定します。
期：金利支払額を求める期を1〜期間の範囲で指定します。
期間：投資期間全体での支払回数の合計を指定します。
現在価値：投資の現在価値、つまり、将来行われる一連の支払いを現時点で一括払いした場合の合計金額を指定します。
解説
- 利率と期間を指定するときは、時間的な単位を一致させる必要があります。たとえば、年利12%の4年ローンを月払いで返済する場合、利率には12%/12=1(%)を、また期間に は4*12=48(月)を指定します。また、これと同じローンを年払いで返済する場合は、利率に12(%)、期間に4(年)を指定します。
- すべてのパラメータに関して、定額預金の支払いのような出金は負数で表し、配当金のような入金は正数で表します。
用例
用例を新規のワークシートにコピーすると、計算結果を確認できます。| A | B | |
|---|---|---|
| １ | データ | 説明 |
| 2 | 8% | 年利 |
| 3 | 1 | 期 |
| 4 | 5 | 投資年数 |
| 5 | 12000 | 借入額 |
| 6 | 数式 | 説明（計算結果） |
| 7 | =ISPMT(A2/12,A3,A4*12,A5) | 上のデータのローンにおいて、借入額に対して最初の月に支払う金利を求めます(-78.67) |
| 8 | =ISPMT(A2,A3,A4,A5) | 上のデータのローンにおいて、借入額に対して最初の年に支払う金利を求めます(-768.00) |
注意：年利を12で割るのは月利に換算するためです。また、投資年数に12を掛けるのは、支払月数(支払回数の合計)を計算するためです。
