機能概要
指定された文字、または文字列が最初に出現した位置を返します。左から右へ検索します。(大文字、小文字は区別されません。)書式
SEARCH(検索文字列,対象,開始位置)検索文字列:検索する文字列を指定します。半角の疑問符(?)または半角のアスタリスク(*)をワイルドカード文字として使用することができます。ワイルドカード文字の疑問符は任意の1文字を表し、アスタリスクは任意の文字列を表します。 対象:検索文字列を含む文字列を指定します。 開始位置:検索を開始する位置を指定します。解説
- SEARCH関数では、文字列を検索するとき、英字の大文字と小文字は区別されません。
- SEARCH関数は、FIND関数と同じような働きをしますが、FIND関数の場合は、英字の大文字と小文字が区別されます。
- 検索文字列が見つからないと、エラー値#VALUE!が返されます。
- 開始位置を省略すると、1を指定したと見なされます。
- 開始位置に0以下の整数を指定した場合、または開始位置が対象の文字数よりも大きい場合は、エラー値#VALU!が返されます。
用例
用例を新規のワークシートにコピーすると、計算結果を確認できます。A | |
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1 | Worksheet |
2 | sheet |
3 | book |
数式 | 説明(計算結果) |
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=SEARCH("s",A1,4) | 最初の文字列のうち、4番目の文字以降に現れる最初の"s"の位置を調べます(5) |
=SEARCH(A2,A1) | "Worksheet"という文字列から"sheet"の位置を調べます(5) |
=REPLACE(A1,SEARCH(A2,A1),5,"book") | "sheet"という文字列を"book"に置き換えます(Workbook) |