
SIN関数はどんな関数?
SIN関数は、指定した角度(ラジアン)の正弦(サイン)を返す関数です。Excel上で度数法を用いる場合は、事前にRADIANS関数などで度数をラジアンに変換してから使用します。
SIN関数の入力方法と引数
=SIN(数値)
SIN関数の活用方法
たとえば、ある部品の表面の傾斜角度から高さを求めるとします。指定する角度の単位となる傾斜角を度数法で取得していたので、まずは度数をラジアン単位に変換します。角度が「30」の場合、ラジアンは約「0.5236」になります。30度の正弦(サイン)を求めるときは、サンプルデータのように、引数にラジアン単位の角度が入力されたセル(B2)を指定して「=SIN(B2)」または「=SIN(RADIANS(30))」とSIN関数で高さの割合を求めることができます。
SIN関数でエラーが表示される場合の対処法
- SIN関数は角度をラジアンで処理します。度数法の角度を直接入れると正しい結果が得られないため注意してください。
- ラジアンへ変換する場合はRADIANS関数が便利です。
- 結果はマイナスになる場合もあります(第3、第4象限の角度を指定した場合など)。
まとめ
SIN関数はラジアンを扱うため、度数法を用いる際はRADIANS関数などで変換しましょう。また、結果は-1から1の範囲に収まるため、計算値を元にした判断や設計での利用が可能です。
サンプルデータ
|
fx
A | B | C | |
1 | 角度(度) | ラジアン | 正弦(サイン) |
2 | 30 | 0.523598776 | =SIN(B2) |
3 | 45 | 0.785398163 | 0.707106781 |
4 | 60 | 1.047197551 | 0.866025404 |
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