
DGET関数はどんな関数?
DGET関数は、指定した条件に一致する値をデータベースから抽出して返す関数です。膨大な行や列があるデータから条件の合う値を簡単に取得できます。もし条件にあてはまる行が複数重複するとエラーとなります。
DGET関数の入力方法と引数
=DGET(データベース, フィールド, 条件)
DGET関数の活用方法
サンプルデータのように「部署」が「営業」かつ「勤続年数」が「4年」の人の「給与」を抽出したいときにはDGET関数が有効です。毎月異なる条件で特定の従業員の情報を参照するときにも、DGET関数を使って条件を設定するだけで給与や部署など必要な1つの値を抽出することが可能です。重複値がある場合はエラー値が返されるのでデータクレンジングにも役立ちます。
DGET関数でエラーが表示される場合の対処法
- 条件に合致する行が0件の場合はエラーになります。
- 条件に合致する行が複数ある場合もエラーになります。
- フィールドの指定にスペルミスがあると正しく動作しません。
- 見出しを範囲に含めるのを忘れないように注意しましょう。
まとめ
DGET関数は指定した条件に一致する値をデータベースから抽出できます。重複データがあればエラーを返すなど、リストの整合性チェックにも活用可能です。
サンプルデータ
|
fx
A | B | C | D | E | F | |
1 | ID | 名前 | 部署 | 給与 | 勤続年数 | |
2 | 10001 | 田中 | 営業 | 300000 | 5 | |
3 | 10002 | 佐藤 | 経理 | 280000 | 3 | |
4 | 10003 | 中村 | 営業 | 320000 | 4 | |
5 | 10004 | 鈴木 | 開発 | 350000 | 2 | |
6 | 10005 | 加藤 | 総務 | 240000 | 3 | |
7 | ||||||
8 | 部署 | 勤続年数 | ||||
9 | 営業 | 4 | ||||
10 | ||||||
11 | =DGET(A1:E5,"給与",A8:B9) | |||||
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