
ROUND関数はどんな関数?
ROUND関数は、指定した数値を指定した桁数に基づいて四捨五入する関数です。小数点以下の桁数を変動させたい場合や、計算結果をきれいに整える場合に役立ちます。
ROUND関数の入力方法と引数
=ROUND(数値,桁数)
ROUND関数の活用方法
ROUND関数の引数では、桁数を指定します。小数点第一位で四捨五入したい場合は、桁数を「0」にします。小数点第二位の桁数は「1」、小数点第三位の桁数は「2」を指定します。
サンプルデータのB2セル、りんごの単価「50.4」を数値として、小数点第一位を四捨五入してみましょう。
=ROUND(B2,0)
または
=ROUND(50.4,0)
ROUND関数では、負の桁数を指定することで、百の位や千の位など任意の桁で四捨五入も可能です。「-1」を指定すると一の位、「-2」を指定すると十の位で四捨五入されます。また、正の数値と同じく、負の数値でも四捨五入の処理ができます。
サンプルデータ
|
fx
A | B | C | |
1 | 商品名 | 単価 | 四捨五入 |
2 | りんご | 50.4 | =ROUND(B2,0) |
3 | バナナ | 155.8 | 156 |
4 | グレープフルーツ | 120.2 | 120 |
5 | いちじく | 253.7 | 254 |
6 | アボカド | 208.5 | 209 |
ROUND関数でエラーが表示される場合の対処法
- 「桁数」に「0」を指定すると、整数に四捨五入されます。
- 負の値を指定すると、小数点左側を四捨五入できます。
- 端数処理は四捨五入なので、0.5以上の場合は切り上げ、0.5未満は切り捨てとなります。
まとめ
ROUND関数は四捨五入を行うことで、金額や数値の端数を読みやすく整理するのに有効です。整数だけでなく、小数点の桁数や負の桁数を指定して柔軟に求めることができます。状況に応じて適切な桁数を設定し、表やレポートでの見やすさを高めましょう。