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MONTH関数はどんな関数?
MONTH関数は、指定した日付シリアル値から月の数値を返します。1月なら「1」、2月なら「2」といったように、対象のセルに含まれる日付の月部分を整数の形で求められます。
MONTH関数の入力方法と引数
=MONTH(シリアル値)
MONTH関数の活用方法
例えば、小売店を運営している鈴木さんが、複数の支店から集めた売上データの日付から月だけを一括で取り出し、月別の分析を行いたいとします。鈴木さんは、各支店の日報をExcelやWPS Spreadsheetsなどの表計算ソフトで管理し、そこに記録された売上発生日付をもとにMONTH関数を使って月のみを抽出しています。これにより、売上状況を月単位で効率よく比較し、季節による売上の変化を把握できるようになりました。また、月ベースの集計表やグラフ作成がスムーズになり、集計の手間も大幅に削減されました。
サンプルデータ
|
fx
A | B | C | |
1 | 日付 | 売上金額 | 月 |
2 | 2023/03/10 | 50000 | |
3 | 2023/03/15 | 75000 | |
4 | 2023/03/15 | 75000 | =MONTH(A4) |
MONTH関数でエラーが表示される場合の対処法
- 日付の表示形式が正しく設定されていない場合、正しい結果が得られないことがあります。
- 月部分を抽出するため、1900年形式およびWindows/East Asia形式などExcelやWPS Spreadsheetsなど表計算ソフトの内部シリアル値に対応しています。
- MONTH関数は文字列の日付でも、自動的にシリアル値へ変換できる場合は機能しますが、変換できない形式の場合はエラーとなります。
まとめ
MONTH関数は、日付データの月を抽出して数値で返す便利な関数です。シリアル値または有効な日付形式のセルを指定します。日付の形式に注意して活用しましょう。