機能概要縦方向のセル範囲を横方向に、横方向のセル範囲を縦方向に変換します。TRANSPOSE 関数は、配列 の列数および行数とそれぞれ同数の行数および列数のセル範囲に、配列数式として入力する必要があります。TRANSPOSE 関数を利用すると、ワークシート上にある配列の縦と横を逆転させることができます。たとえば、LINEST 関数は、直線を記述する係数と y 切片を横方向の配列で返しますが、この配列を TRANSPOSE 関数の引数に指定すると、縦方向の配列に変換できます。次の数式は、LINEST 関数の戻り値である係数と y 切片を縦方向の配列として返します。 TRANSPOSE(LINEST(既知のy,既知のx))書式TRANSPOSE(配列)配列 行列変換を行うワークシートの配列またはセル範囲を指定します。配列の行列変換を行うと、元の配列の第 1 行が新しい配列の第 1 列になり、元の配列の第 2 行が新しい配列の第 2 列 (以下同様) になります。使用例セル範囲 A1:C1 に数値 1、2、3 が入力されているとき、次の数式をセル範囲 A3:A5 に配列数式として入力すると、A3 に 1、A4 に 2、A5 に 3 がそれぞれ表示されます。 TRANSPOSE($A$1:$C$1) = {1;2;3}