機能概要
値のデータタイプを表した数値(数値=1、文字列=2、論理値=4、エラー値=16、配列=64)を返します。書式
TYPE(データタイプ)データタイプ:データ型を調べる値を指定します。データタイプに指定する値と、TYPE関数の戻り値の関係は次のようになります。
データタイプ | 戻り値 |
---|---|
数値 | 1 |
テキスト | 2 |
論理値 | 4 |
エラー値 | 6 |
配列 | 64 |
解説
- TYPE関数は、ARGUMENT関数、INPUT関数のように、さまざまなデータ型の値を引数として受け取る関数を使っている場合に役立ちます。TYPE関数により、関数や数式の戻り値のデータ型を調べることができます。
- セルに数式が入力されているかどうかを確認するためにTYPE関数を使用することはできません。TYPE関数で調べられるのは、結果として表示される値のデータ型だけです。値が数式を含むほかのセルを参照する場合、TYPE関数ではその数式の結果値のデータ型が返されます。
用例
用例を新規のワークシートにコピーすると、計算結果を確認できます。A | |
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1 | データ |
2 | 田中 |
数式 | 説明(計算結果) |
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=TYPE(A2) | セルA2に入力されているデータ田中"のデータ型を調べます(2) |
=TYPE(A2&"様") | "田中様"のデータ型を調べます(2) |
=TYPE(2+A2) | エラー値#VALUE!を返す数式のデータ型を調べます(16) |
=TYPE({1,2;3,4}) | 配列定数のデータ型を調べます(64) |