機能概要
リストまたはデータベースの集計値を返します。書式
SUBTOTAL(関数の番号,参照1......)- 関数の番号:集計に使用する関数を、1から11まで(非表示の値も含める)、または101から111まで(非表示の値を無視する)の数値で指定します。
関数の番号
(非表示の値も含める)関数の番号
(非表示の値を無視する)関数 1 101 AVERAGE 2 102 COUNT 3 103 COUNTA 4 104 MAX 5 105 MIN 6 106 PRODUCT 7 107 STDEV 8 108 STDEVP 9 109 SUM 10 110 VAR 11 111 VARP
- 参照1:集計するリストの範囲を1個から29個まで指定します。
解説
- 集計方法としては[データ]メニューの[集計]を選択することで集計値を求めることができます。
- 「参照」にほかの集計値が挿入されている場合、ネストされている集計値は、計算の重複を防ぐために無視されます。
- 「関数の番号」に1から11までの定数を指定すると、[書式]メニューの[行]の[非表示]コマンドで非表示にされている行の値も集計されます。リストで非表示にされている行と表示されている行を集計するには、これらの定数を使用します。「関数の番号」に101から111までの定数を指定すると、[書式]メニューの[行]の[非表示]コマンドで非表示にされている行の値は無視されます。リストで表示されている値だけを集計するには、これらの定数を使用します。
- 「関数の番号」に関わらず、SUBTOTAL関数はフィルタの結果に含められていない行を無視します。
- 参照先に3-D参照が含まれている場合は、エラー値「#VALUE!」が返されます。
用例
A B C D E F 1 鹿丸電気一月売り高 2 品名 テレビ 冷蔵庫 扇風機 総額(万円) 3 価格(万円) ¥30 ¥29 ¥18 4 銀座支店 数量 44 38 59 59 5 売上高 ¥1320 ¥1102 ¥1062 ¥3484 6 新宿支店 数量 37 20 64 64 7 売上高 ¥1110 ¥580 ¥1152 ¥2842 8 六本木支店 数量 56 40 63 40 9 売上高 ¥1680 ¥1160 ¥1134 ¥3974
数式 計算結果 説明 =SUBTOTAL(9,C5:E5) ¥3484 SUM関数を使用して、銀座支店一月の売上高の集計値を求めます。 =SUBTOTAL(4,C4:E4) 59 MAX関数を使用して、一月、銀座支店の販売高の一番高い商品の集計値を求めます。 =SUBTOTAL(5,C8:E8) 40 MIN関数を使用して、一月、六本木支店の販売高の一番低い商品の集計値を求めます。