機能概要
指定された基準値の倍数のうち、最も近い値に数値を切り捨てます。書式
FLOOR(数値,基準値)- 数値:対象となる数値をセル参照または数値で指定します。
- 基準値:倍数の基準を数値で指定します。
解説
- 切り下げられた値の絶対値は指定された数値より小さくなります。
- 「数値」と「基準値」の符号が異なる場合、エラー値「#NUM!」が返されます。
- 「数値」と「基準値」が数値以外を指定すると、エラー値「#VALUE!」が返されます。
- 指定された「数値」が「基準値」と等しい場合、「数値」は丸められずにその値が返されます。
用例
数式 計算結果 説明 =FLOOR(2.13,2) 2 「2.13」を「2」の倍数で切り下げ「2」が返されます。 =FLOOR(-2.13,-2.13) -2.13 「数値」が「基準値」と等しいため、「-2.13」が返されます。 =FLOOR(2.13,-2) #NUM! 「数値」と「基準値」の符号が異なるため、エラー値「#NUM!」が返されます。