機能概要
スチューデントの t 分布のパーセンテージ (確率) を返します。数値 (x) は t の計算値で、この t に対してパーセンテージが計算されます。t 分布は、比較的少数の標本からなるデータを対象に仮説検定を行うときに使われます。この関数は、t 分布表の代わりに使用することができます。書式
TDIST(x, 自由度, 尾部)- x t 分布を計算する数値を指定します。
- 自由度 分布の自由度を整数で指定します。
- 尾部 片側分布を計算するか両側分布を計算するか、数値で指定します。尾部 に 1 を指定すると片側分布の値が計算され、2 を指定すると両側分布の値が計算されます。
解説
- 引数に数値以外を指定するとエラー値#VALUE!が返されます。
- 尾部に1、2以外を指定するとエラー値#NUM!が返されます。
- 自由度に1より小さい値を指定するとエラー値#NUM!が返されます。
用例
A3に=TDIST(A1,A2,1) A4に=TDIST(A1,A2,2)を入力すると以下の表の結果となります。 A3に=TDIST(A1,A2,1)ではxにA1セルの値2.5、自由度にA2セルの値55、尾部に1を指定しています。A3には片側分布の値0.007715411が返されます。A4に=TDIST(A1,A2,2)ではxにA1セルの値2.5、自由度にA2セルの値55、尾部に2を指定しています。A4には両側分布の値0.015430822が返されます。A | |
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1 | 2.5 |
2 | 55 |
3 | 0.007715411 |
4 | 0.015430822 |