機能概要
データの上限と下限から一定の割合のデータを切り落とし、残りの項の平均値を返します。書式
TRIMMEAN(配列,割合)- 配列:対象となるデータを含むセル範囲または配列を指定します。
- 割合:平均値を計算するには、排除するデータの割合を少数で指定します。
たとえば、「配列」で指定したデータの個数が10で、「割合」に0.2を指定した場合は、10*0.2=2となり、上限から1個、下限から1個の合計2個のデータが計算対象から排除されます。
解説
- 指定した割合が1以上または0以下であった場合は、エラー値「#NUM!」が返されます。
- 計算対象から排除するデータ数が奇数または少数を含む場合は、最も近い2の倍数に切り捨てられます。たとえば、「配列」で指定したデータの個数が15で、「割合」に0.2を指定した場合は、排除するデータ数は3となりますが、実際には、上限から1個、下限から1個の合計2個のデータが計算対象から排除されます。
用例
A B C D E 1 選手1 選手2 選手3 選手4 2 審査委員1 8.90 9.00 9.00 9.00 3 審査委員2 9.10 8.90 9.00 9.00 4 審査委員3 8.80 9.10 9.00 9.00 5 審査委員4 9.00 9.00 9.10 8.80 6 審査委員5 8.70 8.30 8.80 8.70 7 審査委員6 9.30 8.50 8.90 8.00 8 審査委員7 8.50 8.70 8.80 8.60 9 審査委員8 8.80 8.70 8.50 8.70 10 審査委員9 8.70 8.90 9.10 8.70 11 審査委員10 9.30 8.70 9.10 8.60
数式 計算結果 説明 =TRIMMEAN(B2:B11,0.2) 8.91 1番選手の点数が返されます。 =TRIMMEAN(C2:C11,0.2) 8.80 2番選手の点数が返されます。 =TRIMMEAN(E2:E11,0.2) 8.96 3番選手の点数が返されます。 =TRIMMEAN(E2:E11,0.2) 8.76 4番選手の点数が返されます。