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TREND関数って何?ExcelのTREND関数の基本と使い方を解説

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2025-02-20 13:52:44

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2025-02-20 13:52:44

機能概要

既知のy と 既知のx のデータを直線に当てはめ (最小二乗法を使って)、その直線上で、指定した 新しいx の配列に対する y の値を近似的に計算します。

書式

TREND(既知のy, 既知のx, 新しいx, 定数)引数の指定方法 引数の指定方法 既知のy・・・ 既に分かっているyの値をセル範囲の参照などで指定(y=mx+bという関係になります) 既知のx ・・・既に分かっているxの値をセル範囲の参照などで指定(省略可能)(y=mx+bという関係になります) 新しいx ・・・yの値を計算するための新しいxの値を指定 定数・・・定数bを計算するかどうか論理値で指定 TRUE(省略) bの値が計算されます FALSE bの値は0となりy=mxとなるようにmの値が調整されます

解説

  • データを直線に当てはめる方法は、LINEST 関数を参照してください。
  • TREND 関数を利用すると、同じ変数を底とするべき乗を使った多項式曲線による近似計算を行うこともできます。たとえば、A 列に y の値が入力されていて、B 列に x の値が入力されている場合、C 列には x2 の値、D 列には x3 の値を入力し (以下同様)、B 列から D 列 (以下同様) の値を使って、A 列の y の値を近似計算できます。
  • 戻り値が配列となる数式は、配列数式としてセル範囲に入力する必要があります。
  • 既知のx のような引数に対し、配列定数を入力するときは、カンマ (,) を使って同じ行の値を区切り、セミコロン (;) を使って異なる行を区切ります。

用例

B9に=TREND(B2:B8,A2:A8,A9)を入力すると以下の表の結果となります。 B9の=TREND(B2:B8,A2:A8,A9)では既知のyにB2:B8、既知のxにA2:A8、新しいxにA9セルの値8を指定し定数は省略しています。B9には8月の売り上げ予測値355714.2857が返されます。
 AB
1月 売り上げ 
21100000 
32150000
43180000
54200000
65230000
76300000
87320000
98355714.2857 
配列数式として入力する TREND関数以下の表では配列数式として入力して8月から10までの売り上げの予測値を返しています。 まず、 B9に=TREND(B2:B8,A2:A8,A9)を入力し、B9:B11を選択後、数式バーをクリックしCtrl+ShiftをクリックしながらEnterをクリックします。B9、B10、B11にそれぞれ配列数式として{=TREND(B2:B8,A2:A8,A9)}が入力されます。 これにより、月に対応した売り上げ予測値がB9、B10、B11にそれぞれ返されます。 
 AB
1月 売り上げ 
21100000 
32150000
43180000
54200000
65230000
76300000
87320000
98355714.2857 
109391785.7143
1110427857.1429
犬山 亮

犬山 亮

職務:キングソフト オンラインショップ店長
プロフィール: 普段の利用PCはmacOS、業務ではWindowsを使用。オフィスソフトは集計作業、企画書作成、データ分析で利用しており、利用歴5年目。現在は、マウスを極力使用せず、キーボードのみでのファイル編集に挑戦中です。
業務歴:WPS Officeのカスタマーサポートに1年従事。その後、楽天、Yahoo、Amazonでの公式ショップを経験の後、キングソフト公式ショップ店長に就任。キングソフトTipsにてWPS Officeの使い方を発信中。

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