機能概要
引数リストに含まれる数値のメジアン (中央値) を返します。メジアンとは、引数リストの数値を小さいものから大きなものに順に並べたとき、その中央にくる数値のことです。つまり、メジアンより小さな数値と、メジアンより大きな数値の個数が等しくなります。書式
MEDIAN(数値1, 数値2, ...)数値1,数値2,... メジアンを計算するため、1 個から 30 個までの数値を指定することができます。- 引数には、数値、あるいは数値を含む名前、配列、またはセル範囲を指定できます。
- 引数として指定した配列やセル範囲に、文字列、論理値、または空白セルが含まれる場合、これらの値は無視されます。ただし、値が 0 であるセルは、計算の対象になります。
解説
引数として指定した数値の個数が偶数である場合、中央に位置する 2 つの数値の平均が計算されます。この場合の例は、2 番目の使用例を参照してください。
用例
A | B | C | D | E | 数式 | 説明 (計算結果) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | =MEDIAN(A1,B1,C1,D1,E1) | 数値全体のメジアンを求めます (3) |
2 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | =MEDIAN(A2,B2,C2,D2) | リストにある最初の 4 つの数値のメジアン、つまり 2と 3の平均値を求めます (2.5) |