機能概要
配列 に含まれる値の中で、百分率を使った x の順位を返します。PERCENTRANK 関数は、1 組のデータの中で値の相対的な位置を計算するために利用します。たとえば、あるテストの成績が 70 点である人の相対的な順位を計算するために、PERCENTRANK 関数を使います。書式
PERCENTRANK(配列, x, 有効桁数)- 配列 相対的な位置を決定するため、数値データを含む配列またはセル範囲を指定します。
- x 相対的な順位を調べる値を指定します。
- 有効桁数 省略可能な引数で、計算結果として返される百分率の有効桁数を指定します。
- 有効桁数 を省略すると、小数点以下第三位 (0.xxx%) まで計算されます。
解説
- 配列 にデータが含まれていないと、エラー値 #NUM! が返されます。
- 有効桁数 < 1 の場合、エラー値 #NUM! が返されます。
- x に相当する値が 配列 に含まれていない場合、正しい順位を計算するため、データの補間が行われます。
用例
B1に=PERCENTRANK(A1:A5,100) B2に=PERCENTRANK(A1:A5,90)B3に=PERCENTRANK(A1:A5,85)を入力すると以下の表の結果となります。 B1の=PERCENTRANK(A1:A5,100)では配列にA1:A5を指定し、xに100を指定しています。B1には100の相対的順位を表す1が返されます。B2の=PERCENTRANK(A1:A5,90)では配列にA1:A5を指定し、xに90を指定しています。 B2には90の相対的順位を表す0.75が返されます。B3の=PERCENTRANK(A1:A5,85)では配列にA1:A5を指定し、xに85を指定しています。B1には85の相対的順位を表す0.593が返されます。 B3の=PERCENTRANK(A1:A5,85)で有効桁数に5を指定した場合は小数点第五位まで計算され0.59375が返されます。A | B | |
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1 | 100 | 1 |
2 | 90 | 0.75 |
3 | 80 | 0.593 |
4 | 82 | |
5 | 70 |