機能概要
指定された形式で、指定された値に合う配列の要素の相対位置を返します。書式
MATCH(検査値,検索範囲,[照合の型])- 検査値:検索する値を数値、テキスト、論理値、またはセル参照で指定します。
- 検索範囲:「検索値」を含む連続したセル範囲を指定します。
- 照合の型:数値「-1」、「0」、「1」を指定します。
「-1」の場合:「検索値」以上の最小値またはそれと等しい値が検索されます。データを降順に並べておく必要があります。 「0」の場合:「検索値」に完全に一致する一番目の値が検索されます。データを並べておく必要はありま せん。「1」(省略される)の場合:「検索値」以下の最大値またはそれと等しい値が検索されます。データを 昇順に並べておく必要があります。
解説
- 位置は「検索範囲」で指定した範囲内の最も左に位置するセルが「1」となリます。
- 「照合の型」で「0」を指定した「検索範囲」に指定した「検索値」が含まれない場合は、エラー値「#N/A」が返されます。
- 「照合の型」が「0」、「検索値」がテキストの場合は、ワイルドカードを使うことができます。「*」は任意の長さの任意の文字列、「?」は任意の一つの文字を表します。
用例
A B C D E 1 名前 日本語 数学 英語 2 田中弘 68 83 98 3 木村莉子 74 75 85 4 小泉歩 83 63 98 5 大滝好 90 60 60 6 宮本大山 95 58 65
数式 計算結果 説明 =MATCH(83,B1:B6) 4 「参照の型」が省略され、「検索値」と等しい値「83」が検索され、計算結果として「83」の位置「4」が返されます。 =MATCH(75,C1:C6,-1) 3 「参照の型」が「-1」の場合、「検索値」と等しい値「75」が検索され、計算結果として「75」の位置「3」が返されます。 =MATCH(98,D1:D6,0) 2 「参照の型」が「0」の場合、「検索値」と等しい一番目の値「98」が検索され、計算結果として一番目の「98」 の位置「2」が返されます。 =MATCH("*",A1:A6,0) 1 文字列が含まれているA列で、「*」を使い任意テキストを検索します。その列の一行目にある「名前」が検索され、計算結果として「名前」の位置「1」が返されます。 =MATCH("田中?",A1:A6,0) 2 文字列が含まれているA列で、「?」を使い任意の一つの文字を表し検索します。計算結果として「田中弘」の「 位置「2」が返されます。