機能概要
論理式の結果に応じて、指定された値を返します。指定された条件がTRUE(真)のとき真の場合を返し、FALSE(偽)のとき偽の場合を返します。書式
IF(論理式,真の場合,偽の場合)論理式:真または偽のどちらかに評価できる値または式を指定します。真の場合:論理式がTRUEの場合に返す値を指定します。論理式がTRUEで真の場合が空白のときは、ゼロが返されます。
偽の場合:論理式がFALSEの場合に返す値を指定します。論理式がFALSEで偽の場合を省略(真の場合の後のカンマ以降を省略)すると、論理値FALSEが返されます。論理式がFALSEで偽の場合が空白(真の場合の後にカンマと閉じる括弧が続く)であると、ゼロが返されます。
解説
- 最大7つまでのIF関数を真の場合、偽の場合としてネストすることにより、より複雑なテストを行うことができます。詳細は、最後の用例を参照してください。
- 真の場合、偽の場合が選択されるとき、それらの計算結果の値が返されます。
- いずれかのパラメータが配列である場合、IF関数が実行されるとき、それぞれの配列要素はすべて選択されます。
用例
用例を新規のワークシートにコピーすると、計算結果を確認できます。A | |
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1 | データ |
2 | 60 |
数式 | 説明(計算結果) |
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=IF(A2<=100,"予算内","予算超過") | セルA2の数値が100以下の場合は"予算内"と表示され、100を超えている場合は"予算超過"と表示されます(予算内) |
=IF(A2=100,SUM(B1:B11),"") | セルA2の数値が100である場合は、セル範囲B1:B11の合計が計算され、100以外の場合は、空白文字列("")が返されます() |